明けましておめでとうございます。今年も当塾を宜しくお願い致します。
さて、本稿は、だいぶ前回より時間があいてしまいましたが、「物語」を知ることの大切さについての続きとなります。(※念のために補足しますと、ここでいう「物語」とは、文字通りの物語から時事ネタ、雑学、世に出ている様々な情報を指しています。)数多くの「物語」を知っていることが、国語の文章や英語の長文を読む際、その展開を読み解く上で有利に働くということ、そして、これらの「物語」を読書、新聞記事、ネットニュース、マンガなどを通じて得るのはどうでしょうか?ということを前回、お話ししたわけですが、どんな風に役立つのか、今回はもう少し具体的にお話しします。
現代文や英語の長文は難解な文で書かれていますが、書かれている内容は特に奇抜なものだとは思いません。例えば、多文化共生というテーマで書かれている文章があるとします。この場合、当然、そのテーマに対しての肯定論もしくは否定論になることが予想されます。ただし、それだけではなく、具体的にどんな肯定論や否定論があるのかを予め知識として持っておくことで、その文章の全体像はぐっと掴みやすくなりますし、結論を推測することさえ出来るでしょう。これが英語の長文であれば、初見の単語があったとしても、文脈からその意味を推測する事もできるかもしれません。また、物語文の場合、起承転結のパターンというものがありますから、余程どんでんがえしがあるような話でなければ、やはり、その筋書きというものが推測しやすくなるわけです。
ここで私個人の話を少し。私は子供時代、音楽・マンガ・ゲーム・推理小説や歴史小説が好きでした。親からは多分にもれず、勉強しなさいとよく言われましたが、今思えば、これらの趣味が私に与えてくれた影響は肯定的なものが多かったと思います。音楽は歌詞派だったので、好きな曲の歌詞については挿入されてくる英単・熟語の意味まで調べましたから、今だと高校英語に出てくような熟語を小学生の時点で知ることができました。これはゲームでも言えることですね。マンガはジャンプの黄金時代でしたが、少し飽きてしまい、高校では「沈黙の艦隊」「課長島耕作」「MASTERキートン」といった少し大人向けのマンガを読んでいましたが、世界情勢に興味を持てるようになり、同時に人生観に影響を与えてくれたのはこれらの作品でした。歴史小説のは私に日本史への興味を持たせ、高校時代、日本史を最も得意な科目としてくれました。推理小説は、そもそも読書を好きになったきっかけでした。
手前味噌で恐縮ですが、人間、好きなことを広げていくことで多くの学びを得ることができると思います。特に今のお子様方には少しでも多くの「物語」を知ることが、読解力はもちろん、幅広い視野を持つことにもつながるのだということを知ってもらいたいです。
塾長 石澤信介



