まもなく大学入学共通テストや私立大学の一般入試の日がやってきます。多くの受験生がその日に向け切磋琢磨していますが、最近、指導をしていく中で気づいたことが一つありました。それは、多くの生徒が「物語」を知らないことです。ここでいう「物語」とは、昔話、歴史の話はもちろんのこと、世間一般のニュース、更には一般常識についての話も含みます。そのせいか、国語の文章や英語の長文を読んでも、いまいちピンとことない生徒が多いように思います。理想を言えば、読書から、普段の生活ではできない疑似体験を味わい、そこから多くの知識を得ておくべきでしょうが、読書の習慣のない生徒にとって、それは高すぎるハードルかもしれません。ですから、(塾の講師が言うのはあまり宜しくないことなのかもしれませんが)せめて質の良いマンガを読んだり、自分の好きな歌の歌詞に目を通したりするのはどうでしょう?(次回に続く)
塾長:石澤信介



