有意義な夏休みにするために ~小中学生編~
教育論
7月に入り夏休みが目前に迫っています。学生にとっては楽しみであり、保護者の方々にとっては子どもたちの過ごし方や学習に対して不安に思う方も少なくないでしょう。
夏休みは40日程度あり、そのせいか「今やらなくても時間があるし…」「夏休みだし今日はもう少しYouTubeを観てもいいか…」などのように、時間があるためにやるべきことを後回しにしてしまったり、生活リズムを崩してしまったりしがちです。とはいえ小中学生くらいのお子さんに親御さんから「勉強しなさい!」といった声掛けは逆効果になってしまうこともありますね。そうならないように事前に考える必要があります。
では子どもたちが夏休みを有意義に過ごせるようにするためにはどうすればいいのでしょうか。そのための3つのポイントご紹介させていただきます。
まず初めに夏休みであっても平日は学校がある時と起床時間と就寝時間を同じようにしましょう。学校がある時に習慣化できていることをリセットさせないようにしたいですね。
次に、学習に関しては日々の目標(例;1日〇時間勉強する、1日〇ページやる)を立てて記録していきましょう。取り組めているかどうかを可視化していくことでモチベーションの維持につながります。さらに学習時間について、長続きさせるコツは学校と同じようにコマ割りすることです。(例;数学50分→休憩10分→英語50分→休憩10分…繰り返し)
最後に、学習する際にはスマートフォンやゲーム機器をリビングやキッチンに置いたり、親御さんに預けたりするなどのルールを設けましょう。手元にあるとどうしてもそちらに気を取られてしまいますからね。
以上を踏まえて、中学3年生は受験がありますから1,2年生の内容を復習して土台作りをしていかなければなりません。2学期はテストも多く、1,2年生の内容を含めた受験勉強と習っている内容の定期テストの勉強を両立するために勉強の体力をつけさせたいですね。
小学生や中学1,2年生も長い夏休みを意味のあるものにするためにお子様自身に考えさせてもいいと思います。知見を広げるための旅行、短期の海外留学、自由研究を立派なものにするなどできることは様々あります。
せっかくの貴重な夏休みですから、夏休み後に子どもたちが「これができるようになった」「夢ややりたいことが見つかった」と思えるような夏休みにさせてあげられるように導いてあげたいものです。