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古き良き日本人の「こころ」を取り戻そう

2017/06/01

教育論

車を運転中、右折をしてお店に入りたいとき、道路の真ん中に停車し右折のタイミングを待たなければなりません。対向車の列がなかなか切れず、いつまでも待ち続けることがよくあります。バックミラーを見ると、私の車の後ろには、進路をふさがれてしまった車がずらりと渋滞を作っています。それらを見ながら「昔は、こんなじゃなかったよな…」とふと思います。コンビニやスーパーのレジで、ちょうど人とかち合ってしまうことがあります。そんな時その人は、決まって反射的に先に並ぼうとスピードを上げます。
最近とみに思うこと、それは「人が道を譲らなくなった」ということです。「赤の他人が、譲り合い、笑顔で挨拶を交わす」…そんな温かい空間がめっきり減ったと思いませんか。ちょっと大げさかもしれませんが、日本の、日本人らしい、文化とも呼べる習慣が、一挙に失われてしまったのではないでしょうか。ドライバー同士が暗黙の了解で相手の気持ちを「察し」て、パッシングやハザード、ウインカーで挨拶を交わしながら譲り合う…昔の日本では当たり前のように見られた日常です。日本の文化は「〝察し″の文化」です。相手の意思を〝察する″、気持ちを〝察する″…ことば以上のものを「善意」で察することを常とする、何とも美しい文化ではありませんか。なぜ日本人は何にも変え難いこの美しさを、自ら放棄してしまったのでしょうか。

今こそこの古き良き日本人の「こころ」を取り戻そうではありませんか。

日本人が国際的に評価されるためにしなければならない最大のことは、他国がリスペクトせずにいられない、「日本人らしさ」をアイデンティティとして持つことだと思います。「お・も・て・な・し」で得た評価がそれを如実に語っています。そして、意識して、意図をもって継承していかなければなりません。「ガラパゴス」などと自虐に走るこの感覚が日本の国際化を妨げています。日本人の「察しの文化」を今こそ復活していきましょう。キーワードは、〝FOR YOU(あなたのために)″です。私たちは未来を担う子供たちを預かる教育機関として、自らその規範を胸に刻み、責任をもって継承していきます。

名学館和田塾
塾長 齋藤大樹

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