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必要なのは知識と技術だけじゃない! -第一回 教育論-

2018/11/08

教育論

気付けばすでに11月。もうすぐ2018年も幕を閉じようとしています。時が経つのは本当に早いものです。思えば2018年は激動の年で、災害におびえ続けた一年でした。一回一回の台風にこんなにも恐怖を覚えたことは、いまだかつて経験がありません。平成最後の年となる、明くる2019年は、明るい話題で満ち溢れる年となってほしい、心からそう願います。

さて。11月と言えば、塾の中は非常に緊迫感に溢れます。中学生も高校生も、学期末のテスト、大一番を控えます。私はこの業界が長いからでしょうか、激しくも明るいこの空気感がたまらなく好きです。大人も子供も、生徒も講師も、そして保護者様さえも、みな“希望”なる感情をのみを抱き、接してきます。“ポジティブ”で“積極的”で、“やる気”で“本気”で“迷いなし”です。もう、大好きな言葉ばっかりです。心地よいです。私はこの中にずっといたいと思います。そして、生徒たちのこの「根拠のない」“やる気”や“本気”に、「根拠となるもの」を与えることが私たちの使命です。「根拠」とは…。それが“知識”であり、“やり方”であり、“考え方”であり、“結果の出し方”であるのです。

なぜ、“考え方”なのでしょうか。結果とは、「出し続けること」が大切ですから、“知識”や“技術”を身につけているばかりではダメなのです。初めのうち生徒たちは手っ取り早く結果を出す方法を知りたがりますが、長い間一緒に勉強していると、徐々にわかりはじめます。結果を出すためには、自分が変わらなければならないということを。そのために必要なものが“考え方”なのです。私は、これを最も大切なことととらえています。

私たちの指導スタンスは、「わからないこと」を徹底的に、わかるまで教えることです。ただし、それがいちばんではありません。最も重視しているポイントは、『分析と提案』です。分析は、その生徒の状況を探るところから始まります。目標に対して何が足りないのか、そしてその原因は何なのか。さらにそれを取り除くには何が必要で、どれだけの期間がかかるのかを徹底的に分析し尽くします。分析ができたら、解決のための提案を始めます。ここからが長くて苦しい戦いの始まりです。ことばで伝えることは簡単です。言えば大概の生徒はわかってくれます。ただし「真に伝わる」には、途方もなく時間がかかるのです。「真に伝わる」とは、本人が変わるということです。そのためにはまず気付きを得ることです。気付きとは、何だと思いますか?気付きとは、「このままではいけない!」「変わりたい!」などの本気の変身願望を指します。その本気の気付きを得て、こころを変え、価値観が変わり、習慣が変わる。これが「真に伝わる」ということです。こうして初めて結果を出せる準備ができたと考えることができるのです。

つづく。

名学館和田塾
塾長 齋藤 大樹

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